事業内容 JIEMの事業内容は大きく3つに分類されます。

テスト分析・コンサルティング事業

資格試験の構築支援、現状テスト項目の見直し、既存テストのコンピュータ化など「正しく測定したい」方の支援事業。

テスト分析

実施したテストの性質を把握したり、受験者の能力を正しく理解するために、各種資格試験運営団体、教育機関、教育サービス会社様などあらゆるテスト事業者の方に向けて、テストの分析業務を行っております。

  • 問題の難易度は適度な範囲になっているか。問題数は適当か。
  • 選択肢がうまく機能しているか。
    ひとつひとつの問題が、能力の高い者と低い者を見分けているか。
  • 合格ラインの設定やレベル分けの方法は適切か。
  • 前回のテストスコアとの比較、継続的なテストスコアの変化を把握できているか。
  • 受験者の属性・グループ分けとテストスコアの関係はどうなっているか。

分析レポートサンプル

出力値の例

項目分析 古典的テスト理論を用いた分析
出力指標名 指標の説明
正答率 受験した集団内での問題の難易度
点双列相関 その問題が低い能力と高い能力をどれだけ識別するか
双列相関 問題とテスト得点が二変量正規分布に従うと仮定したときの相関
選択肢選択率 選択肢の選択状況、機能状況
実質選択肢率 テスト結果から見た実質的な選択肢数
基本統計量 基本的なテストの統計情報
信頼性係数 テスト得点がどの程度信頼できるかの指標
標準誤差 ある受験者のテストの繰り返し受験を仮定した場合の得点の標準偏差
GP分析表 レベルごとに選択肢がどのように機能しているかの表とグラフ
IRTを用いた分析
出力指標名 指標の説明
aパラメータ b値付近の能力集団をどれほど敏感に識別するかの指標
bパラメータ その問題の難易度
cパラメータ 当て推量で正答する可能性がどれほどあるかの指標
a標準誤差 データ収集と計算の繰り返しを仮定した場合のa値の標準誤差
b標準誤差 データ収集と計算の繰り返しを仮定した場合のb値の標準誤差
c標準誤差 データ収集と計算の繰り返しを仮定した場合のc値の標準誤差
chi-square モデルから得られる正答率とデータから得られる正答率との乖離度
df 自由度(χ二乗値を計算する際に用いる能力値の分割カテゴリ数)
p モデルとデータが等しいと仮定した場合の当該データの出現率
基本統計量 平均、中央値、標準偏差、分散、範囲、最小、最大、標本数
テスト特性曲線 能力値とテスト得点の対応グラフ
テスト情報曲線 各能力値地点がどれほど信頼できるかを図示
IRTを用いた分析 -等化-
出力指標名 指標の説明
等化後パラメータ 同一尺度に変換したa,b,cパラメータ
テスト特性曲線 等化後の各能力値におけるテスト得点の期待正答数の図示
テスト情報曲線 等化後の各能力値におけるテスト情報量の図示
  • ※必要なデータ‥等化の際にはアンカーアイテムが最低2割程度必要です
    (アンカーアイテム:別々に実施したテストセットに共通に含まれる問題)

主な実績

医師国家試験の模擬試験分析
  • 医師国家試験の模擬試験を実施している団体からの依頼により、項目分析(GP分析、IRT分析)等を実施。
  • 試験開発コンサルティング
資産運用に関する技能試験分析
  • 試験実施団体に対して項目分析(GP分析)を実施。
  • テスト設計に関するコンサルティング
新型採用試験
  • 21世紀型スキルの能力を測定する、入社前の採用試験開発
医学CBT
  • 医学部共用試験(CBT)対策のための模擬試験、ラーニングシステムを開発、販売
慶応義塾大学
  • CEFRに基づく自己アンケート集計の実施、分析
  • 独自スピーキングテストの開発
熊本大学
  • CEFRに基づく自己アンケート集計の実施、分析
  • CBTによる語彙力判定テストの開発
早稲田大学
  • CASECカスタマイズによる、早稲田大学用英語テストの開発・運営
  • 中国語テスト(CBT)の開発と運営

テスト構築支援

新しい資格試験の構築や、既存テストのコンピュータ化など、テスト構築に関わるコンサルティングを行います。

新しい資格試験を構築したい。

  • サンプルテスト設計
  • アイテムプール設計・運用
  • テスト設計・構築
  • テスト実施に関するコンサルティング

既存の資格試験の質を向上させたい。

  • 既存の試験のテスト問題の質の分析
  • 既存の試験の難易度やカットラインの等化
  • 試験問題の作成方法(錯乱肢等)に関するコンサルティング
  • 試験終了後のフィードバックの出し方に関するコンサルティング

既存のテストを
コンピュータテスト(CBT)化したい。

  • CBTにおけるテスト設計・構築
  • CBT開発におけるサンプルテスト設計
  • CBT構築におけるアイテムプール設計・運用
  • CAT(適応型テスト)モジュールの提供
  • ※CATモジュールは現在特許出願中です。

事例紹介

早稲田大学インターナショナル株式会社様

早稲田大学インターナショナル株式会社様は、現在学生のための英語コミュニケーション能力養成講座「Tutorial English」の実施運営を行っていらっしゃいます。この講座は、早稲田大学オープン教育センターの科目として提供を行い、スピーキング能力を中心に「議論のできる英語」を身につけるための全学部共通科目で、チューターと呼ばれる講師のもと、レベルごとに編成された少人数グループで徹底的にコミュニケーション能力を育成するプログラムです。 その英語プレースメントテスト「WeTEC」及び科目登録前のレベル判定テスト「WeTECmini」の開発に弊社がお手伝いさせていただきました。当初いただいいた課題としては、次のようなものでした。

  • 科目登録前レベル判定テストは、短期間に大量の受験者が受験するため試験時間は短くかつ可能な限り正確な判定をしたい
  • 英語プレースメントテストは、教育効果とも直結する最適なレベル別クラス(4名で構成)を編成するための指標として活用するため、できるだけ信頼性の高いテストとしたい

「Tutorial English」は単位認定まで行われる講座であるため受講生は年々増え続けており、上記の要件を満たすためには実施、採点に手間と時間がかかるペーパーテストでは物理的に処理が不可能になるのは目に見えていたというのがこの新しいテスト開発の背景にありました。 弊社ではいただいた上記の要件を満たすために、次のようなご提案を差し上げました。

  • 試験実施・採点処理を簡略化するためにコンピュータ・テストとすること(CBT化)
  • さらに短い時間で信頼性の高い判定を行うために「個人適応型テスト」を採用すること(CAT化)

作業は2003年の初夏から行われ、早稲田大学オープン教育センター英語教育部門長の中野美知子先生(教育学部教授)を中心にテスト項目を作成していただき、事前のサンプルテストを実施。弊社がサンプルテストの結果について、項目分析、IRT分析を行った後、それぞれのテスト項目にパラメータを設定、これらを搭載したCATシステムを開発して早稲田大学様のサーバに納品いたしました。
上記テストは、2004年の春から実施されこれまでに約1万人の学生が受験しており、現在も早稲田大学インターナショナル様で運用されています。(受験実績8600名:2004年9月現在)

関連URL:http://www.wui.co.jp/

凸版印刷様

凸版印刷株式会社Eビジネス事業部様は、2004年3月から携帯電話で行うで英検学習サービスサイト「最短!英検合格」を行っています。2004年3月からはiモード、EZ-webで、7月からはボーダフォンでサービス開始しており、月額315円で主に中高生に向けてテストと学習と情報の提供を行っています。

この「最短・英検合格」は、テストの部分にCAT(適応型テスト)の仕組みを用い、短時間で正確な英語能力の判定を行い、その結果に応じて学習者に必要十分な英検単熟語を絞り込んで効率よく暗記できる学習サービスとなっています。また、携帯電話を使うことで、いつでもどこでも手軽に学習することができます。

このサービスは凸版印刷様が開発・運営されておりますが、弊社はこのサービスのテストシステムのエンジンとなっているCATモジュール及びテスト問題、学習コンテンツの提供を行っています。

【サービスの特長】

1.ユーザは英語能力判定テストを受け、合格に必要十分な数に絞り込まれた単熟語を暗記ツールで反復トレーニング、一連の流れのある学習サービスにて単熟語を覚えることが可能。

  • 英語能力判定テストによる学習対象単熟語の絞り込み
  • 暗記ツール「最短・単語マスター」を開発

2.学習意欲を喚起し継続を促すメニュー

  • ランキング:覚えた単語数の週間ランキング、英語能力判定テスト結果の英検級別ランキング
  • 英検英和辞書DX:英検に出る単語の意味を一発で検索可能な英和辞書。英検頻出度付き
  • 今日の問題メールマガジン:英検級別に簡単な英語問題を毎日配信
  • 待受チェンジャー:なかなか覚えられない単語を待受画像に変換

富士ゼロックス総合教育研究所様

富士ゼロックス総合教育研究所様は、主に企業向け能力開発や適性テストの実施を行っていらっしゃいます。弊社では、次の2つの部門でお手伝いさせていただいております。

(1)英語能力開発

富士ゼロックス総合教育研究所様は、クライアント企業から委託を受けて業務に直結した英語能力測定プログラムの開発、運営を進めていらっしゃいます。現在、プログラムは既存のテストと自社開発のスピーキング・テストを組み合わせて実施する形態をとっていますが、その開発にあたり弊社は、英語能力測定の方法論のコンサルティングやサンプルテストの分析等をお手伝いさせていただきました。

このプログラムは、2004年4月から富士ゼロックス総合教育研究所様のクライアント企業の各部署で導入テストを始められております。なお、このプログラムの一部には弊社のCASECをご利用いただいております。

(2)キャリアコンピテンシー・ビジネス室

キャリアコンピテンシー・ビジネス室では、「コンピテンシー」を基点としたキャリア開発の分野でコンサルティング事業を展開されています。クライアント企業へのコンサルティングの一環で実施される各種調査において、弊社では調査結果の検証、調査方法のアドバイスを行っております。

関連URL:http://www.fxli.co.jp/

兵庫県教育委員会様

兵庫県教育委員会様では2004年3月に県下の小中学校約300校、のべ約25,000人を対象に「学習状況調査」を行いました。教科は、小学校が国語、算数、中学校が国語、数学、英語の5教科で、合わせて児童生徒、保護者、教師に対する質問紙調査を行い、県の教育推進状況を評価し、基礎基本の確実な習得を図るための指導方法の課題と工夫改善のあり方を明確にする目的で行われました。

弊社は、この「学習状況調査」の実施を受託し、

  • ペーパーテスト、質問紙の資材制作(印刷、製本、CDの作成)
  • 調査校への調査資料の発送と回収
  • マークシートの読取、記述式テストの採点
  • 採点結果及び児童生徒、保護者、教師の質問紙データの分析
    例) 単純分析、クロス分析、相関分析 等
  • 報告書の印刷、製本

を行っています。

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